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MDプリンターを使用してのデカール作りでよく問題になるのがDOTが見えることです。MD−5000シリーズではインクドット数とドットそのものの大きさを1200dpiから最小2400dpi相当の間で変化させることができるのでかなり広範囲の色域でほとんど気にならない仕上がりを得る事ができますが、それ以前のシリーズでは色の変化はドットの数を変えることで表現しているので、特に暖色系の中間色で気になります。 ここではドイツレベル製1/144スケールエアバスA300べルーガの付属デカールの再生をもとに説明してみます。このキットに付属しているデカールはわたしの知る範囲ではまともに使用できる物は存在しないみたいです。ハセガワブースに展示してあった作例見本もMDプリンタで製作したデカールを使用してあったことがこのことを裏づけているように思います。 |
ここで、デカール製作にもご協力いただいた茨城の糸賀氏からのレポートを紹介します。 |
実はその後、本当に付属のデカールは使用出来ないのか?実験してみました 2.黄ばみ=これはのりがまず黄色い為です。 3.上記1.の対処方法。・・・結論! このKITの最大にして唯一の問題はデカールです。 |
このキットはデカールをがんばって使うよりは、自作してしまった方が楽なようです。MD1000シリーズの場合はテールのストライプはマスキングで仕上げる事にして垂直尾翼のAIRBUSの白文字を作るの良いでしょう。 |
MD5000シリーズではオレンジ色のストライプにドットは観察されるものの気になるレベルではないので、そのまま復元印刷も有りでしょう。 |
ここまで拡大するとドットが斜めの線を作っているのが確認できますが、実用上許容範囲だと思います。 このような単調な色塗りの所とは対照的にドラクロアの様な複雑に色が絡み合う画像ではよく見ないとどっちのプリンタで印刷したのか判別は難しい位の仕上がりになります。 |