F-16XL Ship1 DemoColor

 1/72 F-16XL1号機はデビュー時YF-16を連想させるカラフルな赤・青・白のストライプをまとっていた。この時、青色は垂直尾翼と機体背面にまたがっており、周囲は白いラインで囲まれている。そのため塗装で仕上げるには白いラインと同じデーターを使用したマスキングシートを作り位置あわせを正確に行う必要がる。
 ネット上で得られる画像を拡大して可能な範囲でデカール化を試みたが、小さな文字は雰囲気重視で適当なのはいつもの通り。まず、エンジンノズル近くには赤い文字でNO PUSHと数カ所描かれているようだ。機体後部のエアブレーキの上下面にも赤いラインが見られ何か文字が書かれているように見える。エンジンのタービンラインはベントラルフィンを持たない本機はアレスティングフックで2分割されている。機体下面側部には四角い赤枠で数カ所マーキングがされているのは量産機F-16Aに準じているようだが、左舷にはFSDに見られるBATTERY LOCATIONに関する注意書きが残されているようだ。
 国籍マークは機体後部と主翼上下面合わせて4カ所。これは特色グレーを使って印刷する以外に方法は無い。このカセットは自作の必要があるので、同色と思われる機体上部のウォークウェイは0.4mmのマスキングテープで再現することにしてインクの消費を回避している。
 主翼左右のサイドワインダーには細い黒線が三本と青色の太いストライプが描かれているようなので、一枚のデカールでクルリと巻けばお手軽に済ませられるだろう。
 空中給油口は白線の内側は金属色に見えるようなので今回は試験的にフラッシュシルバーを用いてリッドを再現し、その上からガイドラインのデカールで覆うことで保護を図ってみた。
 失敗に備えて余白の許す範囲で複数アイテムを配置しているので、実際の作業時には余る物がある。特に機体背部の白線は機体が丸みを帯びており、キャノピーが突き出ているため、一体で切り出しても上手くフィットしづらい。そのため、作業者の行程に会わせられるように一体物と、左右分割した物を用意した。

けいしんのぺーじ