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現用機のデカールを製作する際に問題になるのがグレー。計器盤をはじめ、ロービジ塗装機のマーキングなどグレー印刷無しに製作するのは難しい。 |
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フォトショップでグレースケールデータを製作し自動モードにてMDプリンターでCYMK印刷した物。全体的にマゼンタがかぶっており、綺麗なグレースケールとは言い難い。 |
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フォトショップのカラー設定を変更し再度印刷してみた。少しマゼンタかぶりは改善された様に見えるが、まだまだ完全では無い。それ相応の知識を持ってカラープロファイリングを調整していけばさらに改善出来るとは思うが、写真印刷には良くてもデカールには使える様にはならないだろう。ksinにはそれを行う知識も時間も無いので、この路線はパス。 |
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これは、上の写真と同じデーターをプリンターの印刷モードをグレイスケールに変更してブラックインクのみを使用してグレースケールを印刷した物。また、下のグレースケールは今回試作したグレーインクカセットを用いてページ合成で階調を表現した物。およそ20%から、80%まで20%ステップになっているようだ。 |
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3番目の写真を拡大してみたところ。上のブラックインク使用のグレーは当然ながらドットの密度を変えることで階調を表現しているのがわかる。下のグレーにはドットが観測されない。 |
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左が今回、MDプリンターではドットのないグレーを印刷するには特色が必要であることを検証するために業務用インクフィルムを裁断し、自作した特色グレーカセット。右は比較用のブラックカセット。リボンの色に注意。 2012年9月に供給が終了しているのに気がつきました。今後、私からの頒布は不可能なため、お手元の特色グレーインクを大切に使用してください。 |
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グレーによる階調表現に成功したことを受けて、カラー階調に挑戦してみた。また、この作業により自作したグレーカセットの特製を把握し印刷工程の確立をねらう。 |
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この画像は、自作カセットを使用してグレースケールを印刷した後、カラーカセットでカラーバーを印刷してみた物。印刷結果から、自作グレーカセットで印刷した上にはカラーインクは乗らないことが分かる。このことから、自作グレーカセットの印刷特性はベースドホワイトに準じた物になると考えられる。 |
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印刷工程をカラーバーを先に行い、自作カセットによるグレースケールをページ合成で重ねて印刷した物。結果は大変良好で、カラー印刷後グレーを重ね印刷することで、階調表現をドットを出さずに表現できることが確認できた。 |
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ページ合成を使って印刷することで好きな順番で印刷を重ねることが出来るのだが、組み合わせるカセットによっては印刷に適さない順序がある。この画像は上から3番目の青の部分に印刷の剥がれが確認できる。中央の画像と同じデーターを使用して印刷したものであるが、印刷工程でカラーカセットをイエロー、マゼンタ、シアンの順に通常の印刷工程とは変えて印刷したもの。そのためマゼンタの上に印刷されたシアンが定着しきれなかった部分が印刷のムラになってしまっている。マゼンタはシアンの上に乗せましょう。 |