画像を横切る不吉な白線

 プリントアウトされた用紙を横切る方向に等間隔で現れる不吉な白線。インクジェットでは日常茶飯事の見慣れた光景でもヘッドのメンテナンス性が比較にならないほど良好なMDプリンターでは大事(おおごと)です。
 下の画像は、ksinが金属板に直接印刷しようと強引にローディングさせた結果、インクリボンの切断と同時にヘッドにダメージを与えてしまったあとの印刷画像。印刷開始上端から最初の白線までの距離が10mm以外でかつ、そのあとの間隔が10mmである時、それは印字ヘッドの機能不全を意味しています。発熱する機能を失った部分が白線となって残るのです。
 汚れが付着の場合は印字ヘッドクリーニングで回復しますが、クリーニングしてもダメな場合はメーカー修理を依頼しましょう。修理代金で安いインクジェットプリンターが買えますが高くてもインクジェットではMDプリンターの代役は務まりません。

 MDプリンターではヘッド不良以外にも白線が現れる可能性がもう一つあります。その場合は画像を横切る白線は印刷開始上端から10mmの位置から始まり、その後の間隔も10mmであるときです。これは用紙送り幅がヘッドの印字幅よりも大きいときに起こります。プリンタードライバーの用紙送り調整で直らない場合はメーカー修理になります。

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