試製秋水

 試作局地戦闘機”秋水”はロケット推進式の戦闘機で、ドイツとの技術交換協定により巌谷技術中佐が持ち帰ったMe163Bの資料を元に発動機は陸軍が、機体は海軍が担当し機体の設計、製作を三菱に発注した。三菱は高橋技師を主務者として設計に着手、Me163の簡単な設計説明書を手がかり昭和19年8月の発注からわずか7ヶ月後の昭和20年3月に機体は完成状態となったが、濃度80%の過酸化水素と水化ヒドラジンを使用したロケットモータの完成が遅れ、海軍向けの1号機が初飛行を行ったのが7月7日、追浜飛行場でのことであった。

 飛行姿勢の試製秋水。キット付属のベースに固定。写真はフォトショップでベースを消去してあります。ストレート組ですがメタルックを排気口周辺に使用しています。

 現在このキットはピットロードから販売されています。

けいしんのぺーじ