MAC OS10.5 Leopardでのデカール印刷

 アルプス電気のホームページ、ドライバー情報にMac OS10.5 Leopard環境についての記述は見あたらない。Macユーザーとしてのksinは新OSの新しい機能が使える物ならば使って見たい。しかし、デカールが印刷できなくては新OSといえども魅力は半減してしまう。アルプスが情報を出していない以上、自分で検証するしかない。ksinのMacは本来Leopardはインストール出来ない古いG4AGPに1.4GHzのCPUを換装した物だが、システムプロファイラが認識出来ていれば機種IDのチェックなどは行われずOSのインストールは問題なく完了出来るようだ。
 さて、肝心のデカール印刷には欠かせないMD5500プリンタードライバーのインストールであるが、これもすんなりインストールできて認識も正常に行われた。実際にデカールの印刷が出来るか否かの検証はプリンタードライバー名が薄く表示されるので一抹の不安を覚えたが、対応を謳っているEPSONのドライバー名も薄く表示されるので、これはこういうものらしい。
 フォトショップを起動し、デカールの印刷をしてみると、デカール印刷に必要な設定はすべて今まで同様に問題なく使用出来るため問題はないといえる(ちょっと拍子抜け・・・)もちろんページ合成もし放題(笑)。
 ただし、全く問題がないわけではない。フォトショップから印刷を行う際に、実際には、さわる必要のないセレクターをクリックしてしまうと、プリンタードライバーもろともフォトショップが落ちてしまう。これは、未保存のデーターだと失われる事を意味するので、注意が必要だ。
 さらに、現在装填されているインクカセットの残量を表示する機能が使えないようだ。サプライのレベルをクリックしても”情報がありません”と表示される。
 そして最後に、Macを他の作業で使ったあと、デカールを印刷しようとすると、印刷できない事があった。それならばと、再起動して印刷しようとするが・・・これもだめ。現時点でのksinの場合、こんなときは一度終了してから再度電源を入れてMacを起動した後、すぐ印刷をすることで何事もなかったかのように美しいシルクタッチのデカールを印刷できた。
 アルプスがサポートしていないのは以上のような不具合があるからか否かは定かではないが、G4より新しいPowerPC Macを持っていたら試して見る価値は大いにあるだろう。要求されるスペックはTigerよりも高いがMailなどの動作はLeopardの方が軽快に動くし、他のソフトも特に鈍重感はksinの場合は感じない。躊躇しているのなら、試してみて損はないだろう。

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