2種類の白色カセット

 MDプリンターで使用できる白色カセットは2種類あります。通常の印刷に使うには”なぜにわざわざ白色を印刷するの?”と言うことになるのですが、デカール作りは白色なしに製作する事は考えられない位、重要な色カセットなのです。全く異なった性格を持つ2種類の白色カセットをデカール作りの観点から解説してみます。

 ベースドホワイト

 本来はアイロンプリントや透明フィルムへ印刷時の下地としての白を印刷する時に使用するカセット。つまり印刷は最後になる点に注意。
 このカセットで印刷したあとには、他の色を印刷する事が出来ない。デカールを印刷する際には、白色の単色印刷や透明パーツへ裏から貼るデカールの下地として最後に印刷する。

 指定機種以外での印刷には自己責任で特色ホワイトのバーコードを貼ることで印刷出来るようになる。

特色ホワイト

 色つき用紙へ印刷するとき下地として白を印刷する時に用いる。つまり印刷工程の一番最初に印刷する。
 通常のデカール印刷にはこちらを用いる。模型が白色以外の部分に貼られるデカール部分にはこのカセットで予め下地白色を印刷することで発色を良くする。デカール作りには必需品のカセット。
 ベースドホワイトとは異なり他の色の上には乗りにくい。

けいしんのぺーじ