コンベアYF2-Y1シーダート

 マッハ2の1/72YF2-Y1シーダートに付属するのはNAVYの文字と国籍マークだけのデカール。水上戦闘機シーダートといえば、鮮やかな黄色のストライプをまとった”ナスカの地上絵”のイメージを彷彿させる黄色いマーキングがksinのスタンダード。
 単純に見える主翼の塗り分けだが、詳細に観察してみると点検アクセスパネルの位置が左右で非対称で、主翼後端のストライプ部分にあるアクセスパネルの縁取りが平行線では無いことから、ストライプは途中から外側に向かって折れていることが分かる。一見しただけでは動翼が作動しているかの様に錯覚してしまう奇妙な塗り分けだ。
 主翼下面は詳しい写真が見つからなかったので、上面と同一パターンとしてアクセスパネル部分を省略した。
 写真を参考に主翼後端を11等分してストライプを作画したあと、途中から外側に向かって少し曲げている。黄色の幅は間の幅より少し広い。
 垂直尾翼のストライプも上に向かっている。左側にはフェアリングが突きだしているので、この部分でデカールを切り離してフェアリングにストライプを乗せる必要がある。従って、横から見たときこの部分のストライプは不連続になる。
 一番の問題点はエアーインテイク周りの意味不明な図形。この部分は、機体前部、境界層制御板、エアインテイクの3つにまたがるため、一発で貼るには無理があるので、あいたスペースに予備を配置している。 
 機首側面の注意書きは超機械絵図スーパーメカイラストレーションを参考に適当な文字を配して雰囲気重視の作画を行った。
 好みにより、ほかの機体も製作できるようにシリアルナンバーと国籍インシグニア、NAVY等を予備パーツとして配しておく。

参考資料
・NAVAL FIGHTERS NUMBER TWENTY THREE CONVAIR XF2Y-1 AND YF2Y-1
・航空ファン 1989年8月号
・超機械絵図スーパーメカイラストレーション

けいしんのぺーじ